たまってしまっている読書記録を消化していきます。もうたまりすぎていて、読んだ順番とかわからなくなっている。
今回はみんな知ってるSF「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」。映画「ブレードランナー」の原作です。
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昔に買ったのの再読したが、例によってほとんど忘れてました。年を取ると新しい本を買わなくても何度も楽しめてよい。
この世界では、最終世界大戦後、人類の多くは他惑星への移住を始めており、地球に残された人々は放射能におびえながら暮らしています。野生の動物はほとんど絶滅していて、動物を飼うとステータスにでもなるのか、みんなやたら動物を飼いたがる。この熱意は読者からすると理解しがたいところです。主人公のデッカードは、以前は羊を飼っていたが死んでしまって、今はロボットの羊を飼っている。これがつまりタイトルの「電気羊」につながるわけです。
デッカードは地元の警察の職員ですが、どうも給料は少ないらしく、脱走アンドロイドを狩ると給料とは別に賞金が出る。その賞金で稼ぐ賞金稼ぎ(バウンティー・ハンター)として暮らしています。
劇中では、ネクサス6という新型のアンドロイドが登場していて、これが8体、何人か人を殺して脱走、うち2体はデッカードの同僚のバウンティーハンターが「処理」したが同僚は重傷を負い、あと6人をデッカードが処理しなければいけない、という状況です。映画「ブレードランナー」ではアンドロイドはレプリカント、バウンティーハンターはブレードランナーという名前を与えられていますが、原作には出てきません。
最近のアンドロイドは人間と見分けがつかなくなっていて、「フォークト=カンプフ検査」という『感情移入度測定検査』をやらないと区別できない。特に最新のネクサス6はそれですら区別できるかどうか怪しい、のですが、「フォークト=カンプフ検査」というのは問診型でたとえば「きみは誕生日の贈り物に子牛革の札入れをもらった」とか「きみには坊やがいる。その子が、きみに蝶のコレクションと殺虫瓶を見せた」とかの質問をしてそれに対する反応を見る、という検査です。アンドロイドとの闘いって互いにレーザー銃を向けあって撃つか撃たれるかのシーンも出てくるのですが、その前にこんな悠長な検査はできるわけはありませんが。
ところで、今の感覚なら子牛革の札入れとか昆虫採集とか別に何とも思わない人が多数でしょうけど、この世界ではおおごとです。『感情移入度測定検査』で感情が即座に大きく振れなければアンドロイドとみなされてしまう。現代人は「フォークト=カンプフ検査」を通過できそうにありません。
で、最終的にはデッカードは6体のアンドロイドすべての処理に成功します。
ある意味では、おれは史上最高のバウンティ・ハンターだ。二十四時間で六人のネクサス6型を処理した男は、たぶん空前絶後だろう。
――物語がそこで終わればまあまあ「わかりやすい話」なんでしょうが(いやその前の「マーサー教」とやらもなんだかよくわからんのですが)、最後のヒキガエルがなんだったのか、レイチェルは何のためにデッカードの山羊を殺したのか、私の読解力ではよくわからんのです。
Yahoo知恵袋にも同趣旨の質問があった。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10179352230
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