K.Maebashi's blog

だいぶ前の読書「まず牛を球にします」


まだだいぶ前の読書記録です。読むペースより早く書かないと減らないな(別に読んだ本全部書く必要もないのですが)。

以前も取り上げた柞刈湯葉さんの短編集「まず牛を球とします」。

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表題作の「まず牛を球にします」は、動物愛護の観点から、牛を殺さず、培養液の中で直径20cmの球場の牛肉を培養する世界の話です。Twitterとかの一部の界隈では、ベジタリアンとかヴィーガンとかの人とそうでない人のバトルが勃発することがままあって、柞刈湯葉さんはもともとTwittererだけあってそういうところからネタを拾ったのではと推測します。

作品と関係ないですが、私が常々思うこととして、たとえば牛を殺すのが残酷だというのなら、遺伝子操作か何かで最初から脳のない牛を作って、首にチューブをつないで空気と栄養補給して、運動しないと肉も育たないだろうから神経に信号を与えてときどきビクンビクン動くようにしてやれば、牛を「殺さずに」肉が取れると思うんですが、動物愛護の人たちには賛同されそうにありませんね。いやさ私は肉は食べるけど、牛とか残酷に殺すべきとは思いませんが、「残酷」の概念がよくわからなくなります。死刑でいうならギロチンなんて、苦痛を与える時間が短いのでかなり人道的な方法だと思うんですが。

さておき、本書で私が特に気に入ったのは「沈黙のリトルボーイ」。広島に落とされた原爆「リトルボーイ」が不発だった世界線の話。オチを書いては台無しなのでこれ以上書きませんが、名作だと思います。



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まえばし

いわゆるSEですが、Excelは嫌い。酒は好き。
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