こちらの記事で取り上げた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の映画、3/20(金)公開だったので金曜夜のレイトショーで観てきました。
画像は公式サイトより。
https://projecthm.movie/
予告編を見ていろいろ心配していたのですが、その心配よりは原作に忠実な映画化でした。
<ネタバレ防止の空白>
もともと上下巻の長編を2時間ちょっとの映画に収めるにはあちこち省略しなければいけないのは当然で、過去の回想シーンは大幅に削るんだろうなとは思っていましたが(だから昏睡テクノロジーを開発したラマイ博士もアストロファージ繁殖方法を考案したレデル博士も気候学者のルクレール博士もビートルズを作ったスティーブ・ハッチも出てこない※1)、後半の端折りっぷりはさすがにちょっとやりすぎにも思えます。窒素耐性タウメーバはあっという間にできるし、タウメーバ脱走事件は原作では2回起きるところ映画では1回、最後にほんのちょっと起きるだけです。でもまあタウメーバのウンチを燃料タンクから掻き出すようなシーンは映像映えはしないわな。
あとまあ、いまどきの映画としては、画面の情報量をそれなりに増やす必要があるということなのでしょうが、ヘイル・メアリー号の形は結構複雑になっているし(しかもかなりでかいし)、ロッキーが作るシリンダーとか透明キセノナイトの隔壁とか、妙に複雑な形をしている。透明キセノナイトは目的(ロッキーが電磁波の透過を目的としていなかったとしても)からして平らでなければ向こうが見にくいだろうに。ヘイル・メアリー号が「軌道に乗った宇宙船」というよりは、「無重力の宇宙を自由に飛び回る」(ガンダムみたいな)挙動をするのも気にはなる。ヘイル・メアリー号がタウ・セチに着いたとき、船体は「後ろ向き」でなければおかしいですが(行程の後半はずっと減速していたのだから)、そうもなってなかったように思う。
とまあ細かいところではいろいろツッコミどころはありますが、悪くない映画だったと思います。
- ※1スピン・ドライブのディミトリと遠心重力のロッケンは名前は出ないが登場はしていた(と思う)。
この記事へのコメント:
コメントを書く
名前: