K.Maebashi's blog

いい―もわるいもリモコンしだい


いいも わるいも リモコンしだい

といえば1963年に放映された鉄人28号の主題歌の歌詞ですが(実際にはこの部分はテレビのOPには含まれていないっぽい。「敵にわたすな大事なリモコン」部分は入ってる)、考えてみれば1963年頃に一般家庭のテレビにリモコンがついていたわけもなく、ましてやエアコンのリモコンなんかもあったはずもなく、当時「リモコン」と聞いて視聴者の子どもたちは理解できたんだろうか、と、先日ふと疑問に思ったわけです。

それをそのままTwitterに投げたら教えてもらったのがこの本。いやあ、同じ疑問を持つ人というのはいるものですね。
「人はいつから【リモコン】という言葉を使うようになったのか?: 鉄人28号とリモコンの微妙な関係」
安いですし、薄い本なので購入して読みました。

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著者の川俣晶さんはIT系のライターとして有名な方ですね。

薄い本なので内容を詳細に書いていくと全部引用してしまいそうなので控えますが、結論としては、1960年頃には家電の遠隔操作として「リモコン」の言葉自体はあったようです(有線が多かったとのこと)。原作漫画の連載開始時(1956年)にはまだリモコンという言葉は定着していなかったので原作ではリモコンではなく「操縦器」と呼ばれている。
私が子供の頃には、クルマのおもちゃなんかは、無線のものが「ラジコン」、有線は「リモコン」と呼ばれてました。ブルジョワお金持ちの子どもはラジコンが買ってもらえて貧乏人の友がリモコン、ちなみに私は何も買ってもらえなかった、なんて記憶もよみがえってきたりして。


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