分厚い本を読んだら疲れたので、次は軽いのにしようと買ったのが、筒井康隆の「あるいは酒でいっぱいの海」。
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発端は、先日ここに書いた「もし海がオレンジジュースになったら」の元ネタの「“今、神の手により地球の海水が全て豚骨スープに置換されたら2億年後にはどうなっているか” ChatGPTの回答がこちら」の感想で、「あるいは豚骨スープでいっぱいの海」というのを複数見かけたこと。そういやそんな名前の小説があったなあ、と。
私の世代の男であれば、たいてい若いころに星新一と小松左京と筒井康隆は履修しているものです。私の場合、星新一はまあ人並み程度に読み、小松左京はおそらく人並み以上に読んでいますが、筒井康隆はそんなでもありませんでした(もちろん何冊かは読んでいますけれど)。で、今回これも初めて読んだのですが、なんかこう、ショートショートとしては、起承転結の承のあたりで終わってしまっている話ばかりという感じ。
この本は、同人誌(NULL)時代を含む旧作や、あちこちに書いた単行本未収録の作品を集めた本だからかなあ、と、口直しと言ってはひどいが口直しに、以前買った「にぎやかな未来」を再読。
さすがにこちらは面白いのがいくつかありましたが、やっぱり私は小松左京の方が性に合っているようです。
ところで、「もし海がオレンジジュースになったら」でなぜ「オレンジジュース」を選んだのかといえば、小松左京のショートショート「故障」で、地球がオレンジジュースで覆いつくされる話があったからです。あれは「ある生き物の記録」の収録作ですが、Kindle化されてなさそう。読み返したいんですけど。
次は星新一を再読。「あれこれ好奇心」
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私の持ってるやつと表紙が違うな。
星新一は「エッセイとなると構成など考えない」とのことですが、それにしても思いつくままつらつら書きすぎではないか、と思う。まあそれはさておき、先日「銃・病原菌・鉄」を読んだ影響で
「世界 の 中 の 日本 文字」 という 題 で、 漢字 カナ まじり 文 は、 世界 で 最も すぐれ た もの という 本 が、 五人 の 言語 学者 によって 出版 さ れ て いる の だ から なあ。 喜ぼ う。
なんてところに目が留まってしまう。 漢字 カナ まじり 文 は、世界で最も優れているかどうかはともかく、覚えるのは大変だけど読むには読みやすいと思いますよ私は。
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