先週ですが、kanoseさんとこのブログがちょっと話題になっていました。
ガンダムのコロニー落としと毒ガス攻撃の設定の変遷
https://kanose.hateblo.jp/entry/2025/01/25/colony-drop-posion-gas
誰でも知ってるファーストガンダム冒頭のナレーション、「この一ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた」のところ、いくらなんでも総人口の半分が死ぬ戦争ってめちゃくちゃですが、どうやってこんなに死んだのか。
上のブログにもありますが、最近は、「コロニー落としで地球に天変地異が起こりたくさん死んだ」という解釈が主流のようです。あの世界では宇宙に住んでいる人の方が多そうで、地球でいくら人が死んでも半分にはならなそうですが、宇宙では、ジオンがコロニーに毒ガス注入して殺しまくった、のか?
そんな話もあるようですが、でも普通にファーストガンダムTVシリーズ冒頭を見ていれば、ムサイが艦砲射撃でコロニー攻撃してるじゃないですか。
こうやってジオンが(連邦側についた)サイドのコロニーを破壊した挙句、サイド1, 2, 4, 5が壊滅したなら、地球の分と合わせて、総人口の半分ぐらいは死んでそうです。この時サイド7はまだ建設途上で(アムロがいたのは1バンチ、それすらまだ建造中で、だから短かった)、サイド1~6の6つのサイドのうち4つが壊滅したんですから。
「6つのサイドのうち4つが壊滅した」というのは、TV版15話の冒頭のナレーションで語られています。どっかの話でサイドにバッテンが付いた図があったよなあ、と探したのですが、まさか「ククルス・ドアンの島」とは思わず探すのに手間取った。
コロニー落としも毒ガスも後付けの設定で、ΖやΖΖには出てきますがファーストガンダムには出てきません。ファーストガンダム冒頭のコロニーが落ちるシーンも、意図的にコロニーを落としたというよりは、戦闘に巻き込まれたコロニーが「落ちちゃった」ようにも見える。私は子供の頃はそう解釈していた気がする。
コロニーはラグランジュポイントにあるんだから戦闘に巻き込まれたからって地球に落ちるわけないって? そりゃそうだけど、この当時のアニメのリアリティレベルですからねえ。逆シャアに至っても「アクシズを二つに割ったら軽くなって落ちない」という謎の物理法則で動ている世界です。
後付け設定を否定はしませんが、本編の映像から無理なく解釈できることを、わざわざ後付け設定で解釈することはないんじゃないですかねえ。
――と思ったら、ファーストの小説版では毒ガスもコロニー落としも出てくるのか(上記kanoseさんのブログより)。あーもー無視無視。ファースト小説版は子供の頃借りて読んだ覚えはあるんだけどほとんど覚えてないし、あんまり面白かった記憶もない。
この記事へのコメント:
コメントを書く
名前: