ちょっとした隙間時間は、以前はTwitterを見ていたりしたのですが、イーロンマスクがサードベンダアプリを締め出して以来、公式アプリは使いにくいのでスマホでKindle本を読んでいます。
ここしばらくで読んだのはこんな感じ。再読が多いです。
(1)マーダーボット・ダイアリー上下巻
正直これは微妙でした。主人公(警備ロボット)が自分を「弊機」と呼ぶのは翻訳の妙だと思いますが、ストーリーは、なんか事件があって戦ってご都合主義的に(主にハッキングで)勝って、の繰り返し。世界観もよくわからんです。恒星間航行ができるほど発達した社会の割には、「敵」の「企業」が倫理感なさすぎ。この広い世界を警備する警察とか軍隊とかはないのかもしれませんが、それにしたってバレたら致命的でしょうに。
ということであまり入り込めず上下巻読むのにずいぶん時間がかかりました。下巻まで読んだらいったんの話の区切りになっているかと思ったら、これ、連作を4編までで適当に区切っただけで、別にここで「すべての謎が解決!」とかでもないんですね。下巻買わなきゃよかった。
酷評しといてあれですが、amazonのリンクは貼ります(アフィリエイト付き)。
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(2)プロジェクト・ヘイル・メアリー上下巻
で、口直しに、とまで言ってしまうとひどいのですが、まあ口直しに読み返したのがプロジェクトヘイルメアリー。この本は、初読時上下巻一気に読んで、面白かったのですぐまた通しで再読した、という本です。これぐらいの長さの小説で「すぐに再読」なんてしたのはこれの他は「三体」の第一部くらいです。
初読時に2回通しで読んだので、今回が3回目になります。それでも面白かった。
内容はというと、何を書いてもネタバレになりそうで。そもそもこの本の主人公、最初は自分の名前も今どこにいるのかもわからない、という状態から始まります。
(3)アルテミス 上下巻
プロジェクト・ヘイル・メアリーの作者アンディーウィアーの著書を続けて再読。これは2回目。翻訳されている中のもう1作である「火星の人」も2回は通しで読んでいる。
本作も面白いのですが、他の2作に比べていまいち乗り切れないのは、主人公がやってることが完璧な犯罪行為だからだな。
(4)未来経過観測員
かつてジャンプ+で「タテの国」を描いていたマンガ家田中空さんの小説。
タテの国は、よくまああの絵でジャンプ+に載ったなと思えるようなマンガでしたが、その分ストーリーはすごかった。この本も方向性は似ています。
……が、いまいち印象が薄かったので今回再読。確かにほとんど覚えてなかった。
で、現在は小松左京の「果てしなき流れの果てに」を読んでます。イ・ナ・ズ・マキーック!! ではなくてですね。
小松左京は中学生高校生ぐらいの頃に擦り切れるほど読んだはずで、この本は小松左京の本の中でも有名な長編のはずで、それにしてはなぜかいまいち印象が薄いのです。ひょっとして私この本持ってなかったのかな。確かこの本については兄が買っていて借りて読みはしたものの、自分の本棚になくてそんなに何度も読まなかったのかな。
なんかSFばかり読んでるようですが、たまたまここ最近がこうなだけで、普段はそうでもないんですがねー。
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Posted by まえばし 2024/09/29 23:11
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