読書記録です。
かつてバックパッカー向けの旅行雑誌「旅行人」(りょこうじん)を出していた蔵前仁一さんの本、「あの日、僕は旅に出た」。
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著者の自伝のような本で、前半は主にインドとかへの旅の話、後半は旅行雑誌「旅行人」を発刊してから休刊するまでの話です。私がなぜこの本を読もうと思ったのか思い出せませんが、私は出版に関しても関係がないわけでもないので前半後半ともに楽しめました※1。
著者の蔵前さんは、大学時代は漫研にいて、イラストレーター兼グラフィックデザイナーでフリーランスとして独立し、かなり忙しかったころに同僚カトウくんの『インドにでも行ってみたら?』の言葉でインドに行って人生変わった、そうです。
以前からインドに興味があったというわけでもなく、初めて行った時は「二度と行きたくない」と思ったのに、やっぱりインドが気になって、仕事を整理して1年半かけて中国※2からタイ、インド、ネパールを回り、帰国してから「ゴーゴー・インド」という本を出した、とのこと。
蔵前さんは1956年生まれで、上記のカトウくんに言われて最初にインドに行ったのが1982年とのことなので、だいぶ昔の話です。今はいろいろ変わっているのでしょうが当時の話として興味深いです。
後半の出版関連の話、インターネットの普及で旅行の情報雑誌としての意味が減っていって、月刊誌が季刊になり年2回になって最後は休刊、という流れは、プログラミング関係の雑誌でも同じですね。ずいぶん雑誌が消えた。
こういう本を読むと、リュックひとつで旅に出たくなりますね。
ところで、本書の中で猿岩石のヒッチハイク旅行に関する言及があって、その中で
沢木耕太郎の『深夜特急』のコースをなぞっただけで、そこを通ったからといって特別な価値があるわけでもない。
と書いてある。深夜特急は以前1巻だけ買って読んだのだったな、と思ったところで次回に続く。
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