K.Maebashi's blog

「街角の盗電師」を観た


金曜の夜に天気予報を見た時には土曜は雨予報だったのに、深夜になったら晴れ予報に変わっていて、なら自転車でどこかに行こうかな、と思ったけれどどうも早期覚醒してしまい二度寝にも失敗してあんまり眠いのでやめて、結局その後昼寝もできずに映画を観てた。前から見たいと思っていた「街角の盗電師」。

画像は公式サイトASIAN Documentariesから。
https://asiandocs.co.jp/contents/76

このおっさんは、見ての通り盗電師ですが、主役(?)の盗電師のロハ・シンさんではありません。

インドで、電線に無断で接続して電気を盗む「盗電師」を扱った、2013年のドキュメンタリー映画です。amazon primeとかにはないですが、ASIAN Documentariesのサイトから観られます。会員登録は無料、これ1本買うなら495円でした。
公式サイト

公式サイトの説明。

インドの工業都市・カーンプルで繰り広げられる街の〝盗電師〟と電力会社との攻防を描いたドキュメンタリー映画。人口約280万人が電気を求めているはずなのに、実際の契約者は50万人。しかも、滞納者ばかりでまともな消費者が少ないという現実。それはなぜかというと、実際は誰もが電気を盗んでいるのです。活躍するのは、街の天才〝盗電師〟。彼は「世のため、人のため」、停電が起きるたびに電線に細工をして、違法配線でタダで電力を使えるようにしてくれるのです。苦境に陥る地域の電力公社に最高責任者として赴任してきたのが、敏腕の女性官僚。果たして軍配はどちらに上がるのか?


この説明を読むと、盗電師は停電の時でも電気を使うようにできて、かつそれをタダで使わせてくれる、かのように読めますが、停電の時なら電線に電気が来てないんだから盗電師だって電気が取れるはずはなく、かつ、盗電師はそれが生業なんだから、タダで使わせてくれるわけじゃないと思うんだがな。実際中身を見ても、そんな描写はなかったと思う(冒頭、「変圧器が壊れてから2日間電気なしだ」の人には、別の電柱から電気を引いてあげたのかもしれませんが)。

映画を観ると、住民の人たちは停電が多いことに怒ってる。そりゃちゃんと料金払ってるのに停電ばかりじゃ怒るでしょう。料金払ってない人は文句を言えた筋合いではないと思いますが。
街の人の声として、盗電師を英雄視するような言葉も多少拾われるけど、やっぱり多いのは停電に対する怒りなんですが、盗電師はむしろ停電の原因になってるんじゃないか。盗電で電気を使いすぎて変圧器が火を噴く、というケースもあるだろうし、映画の中では盗電師がわざと変圧器をショートさせて壊して周囲一帯を停電させて安全に作業したりしているシーンすらある。

長いインタビューを受けている盗電師「ロハ・シン」さん、なんか偉そうなことをいろいろ言うけど電力会社批判、政治家批判は具体性がなく、まともな批判に見えないし、盗電師をやっていることで母親にも叔父さんにも責められている。電気代を払わず電気を使っている人にとっては盗電師は英雄なのかもしれませんが、まともな人には迷惑な存在なんでしょう。
貧しい人にしてみれば電気代を払うのも難しいのだろうと思いますが(電力会社側の言い分では裕福な人も盗電をしているそうですが)、みんながまともに電気代を払わないから発電所を増やしたりインフラの整備ができないというのも事実なんでしょう。こんなだからインドはいつまでたってもインドなのでは、ぐらいのことは言いたくなります。

おまけ。

ろくに電気もなくても、C, C++, Java, .NETのData Expertの仕事があるらしい。



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まえばし

いわゆるSEですが、Excelは嫌い。酒は好き。
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