雑記帳 0036(2004/11/27〜)
この雑記帳、更新頻度はともかくとしてもう4年以上続いているわけですが、 ずっと「HTML手書き」を続けてきた。 なにしろ最初は、(Internet接続のための契約をしている) Niftyが会員に無料で貸してくれるスペースを使用していたため、 日記CGIとかは置けなかったという事情もあるし、 そういうツールではやりにくいようなことも、手でHTMLを書けばできるんじゃないか、 と思った、というのもある。 もっとも実際にはそんな凝った記事はたぶん一度も作っていませんが。
と、私が時代の最後端をうろうろしている間に、 どうも世間では「blog」というのが流行していて、 それを使うと、「トラックバック」という機能で、 他人の記事に言及する形で自分の記事を書くことができるらしい。 言及したほうの記事は、言及された方の記事から自動でリンクが張られるから、 ある話題について、この人はこう考えた、この人はこう考えた、ということを、 リンクを辿るだけで片っ端から読むことができて、読者としては確かに便利だ。
というわけで---この雑記帳にトラックバック機能をつけてみた。
いやその、今ならレンタルサーバ借りてるからblogツールもインストールできるし、 わざわざインストールしなくても借りられるところはいくらでもあるしで、 「雑記帳をblogに移行する」ってのが普通の発想なのかもしれんけど、 せっかく長らくこのスタイルで続けてきたことでもあるし、 何しろ私は「趣味は車輪の再発明」な人間でもあるし。
トラックバックの仕様は ここ で見つけた。なんだ単なるHTTP POSTじゃん、 ってことで、単に他人のblogにトラックバックするだけなら、 blogツールを使わずとも、以下のようなHTMLだけで簡単にできるのな。
1: <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> 2: <html> 3: <head> 4: <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP"> 5: <TITLE>Trackback用ページ</TITLE> 6: </head> 7: <body> 8: <form action="http://kmaebashi.com/zakki/trackback.php/0036trackback" method="post"> 9: <table> 10: <tr> 11: <td>タイトル</td> 12: <td><input type="text" name="title"></td> 13: </tr> 14: <tr> 15: <td>URL</td> 16: <td><input type="text" name="url"></td> 17: </tr> 18: <tr> 19: <td>要約</td> 20: <td><input type="text" name="excerpt"></td> 21: </tr> 22: <tr> 23: <td>blog名</td> 24: <td><input type="text" name="blog_name"></td> 25: </tr> 26: </table> 27: <input type="submit" value="送信"> 28: </form> 29: </body> 30: </html>
このHTMLのformのaction属性(赤字部分)を、 「この記事のトラックバックURL」とか書いてあるURLに書き換えて、 ローカルでいいからブラウザで開き、必要事項を記入して「送信」をクリックするだけ。 「URL」には、相手側のページからリンクして欲しいページのURLを入れる。 ということは、他人の記事に対してトラックバックするためには、 なにも自分で記事を書く必要はなく、 他人のページでトラックバックすることも十分可能ということになる。 が、そういう使い方の是非については もめごとも起こったりするようなので、上記HTMLを使う場合は慎重に。
てなわけで、ちょちょいとPHPを書いて上記POSTを受け付けてMySQLに格納するようにし、 雑記帳のページからは、 そのデータベースを参照してトラックバック一覧として表示するようにした。 雑記帳本体はあくまで手書きのつもりなので、必要なPHPコードは可能な限り関数化し、 コピペは最低限で済むようにした。
とりあえず、とあるblogからトラックバックしてみて、動作確認はしてるけど、 いろいろなblogツールから正しくトラックバックできるかどうかは未知数なので、 試してみよう、と思われる方はご協力くださいませ。よろしくお願いいたします。
文字コード判別をPHPのmb_covert_encoding()の"auto"に頼っているので、 文字化けの可能性はあるかもしれません。
ちょうど昨年の同じ日に断酒宣言という 雑記を書いた。去年は11/30から2月の健康診断の日まで断酒していたのでした。
で、今年なんですが。
実は会社が変わったおかげで、今年の健康診断は2月ではなく5月頃らしい。
健康診断に備えて断酒するってのも根本的に間違ってる気はするが、 それはさておき(さておくのか?)、そろそろ一時的にせよ断酒すべき時期だと思うので、 今年も今日から断酒してみようと思う。ただし期間は1ヶ月、年内まで。 続きは健康診断の前ということで。タイトルに「その1」と入れているのはそのため。
ところで、こうやってしばらく断酒すると、「自分はアルコール依存症じゃない」 ということが確認できる…ならいいのだが、 一定期間断酒し、その後大量に飲む「山型飲酒」 というのもアルコール依存症に含まれるらしい。
アルコール依存関係のWebページを色々見てみても、 単なる「大酒飲み」と「アルコール依存」の明確な境界はないように思える。 ていうか こちらのページにはこんなことが書いてあるし。
それではこのようなアルコール依存症と「大酒飲み」「飲んべえ」 の区別は実際どうつければよいのでしょうか。 3日の我慢でダメなら1週間飲まなかったらよいのでしょうか。 禁断症状が出なければ大丈夫なのでしょうか。 実はアルコール依存症も残念ながら、 これまで見てきた統合失調症や神経症などと同じように、 脳や身体の検査から明確に病気の状態だと判断できるほどに医学は進んでいないのです。 そうやって見分けることはできません。
こういうテストもあるわけだけど… 「せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまう」の配点、 高すぎないか? 「せめて今日だけは」の部分にはかなり「程度問題」があるし。
結局、「大酒飲み」と「アルコール依存」の差は、 「それで社会的に困ってる」ってことだけなのかなあ。うーん。
もうひとつ、アルコール依存関係でどうもうさんくさい気がするのは、 「一度依存症になったらもう普通の飲酒は不可能。 何年禁酒した後でも、一杯でも飲んだら元の木阿弥」というものだ (Googleすると山ほど出る)。
もちろん心がけとしてそう思っておくべきなのはわかるが、 わかるからこそ、それってホント? と思えてしまう。 酒を飲ませないために、大げさに言ってんじゃないの先生。どうですか先生。
それにしても、アルコール依存から復帰した人の体験談なんか読んでると、 かなり怖いです… その手前にとどまるためにも、やっぱり今日から断酒です。
というふたつの例外条件は昨年どおり。
というわけで、私の周りにいる人は、これからは、 今までにもまして頻繁に飲みに誘ってくださいな(お約束)。