[1862] Re:フローチャートについて
投稿者:(ぱ)こと管理人
2013/05/09 02:47:21
>アルゴリズムについてろくに知らないくせに軽視するという傾向がありました。
あう。すみません。
勉強はなんであっても重要ですよね。それこそフロチャートだって、記号の
意味くらいは知っていたほうがよいかと思いますし。
>それと、「インタプリタは翻訳しない」(インタプリタ自身が命令セットを持っている)
>ことを他書がどう書いているか、一時期、気になってました。「翻訳する」などとなって
>いても、表面上は誤りとも言い切れない表現の本が多いようです(そもそもあまり意識
>していないような)。その点、村瀬康治さんは、さすがに正確に書かれています。
とりあえず手元にある本では、
パソコンプログラミング入門以前 伊藤華子著 初版(1998年) 第10刷(2001年)
| 中には、オブジェクトプログラムを生成しない「インタープリタ方式」で、
| ソースプログラムを一括変換しないで、一部分ずつを翻訳し直接実行する
| スタイルもあります。
この本ではこの後、通訳に原稿をまるごと翻訳してもらう方法(コンパイル方式)と
比較して、同時通訳をインタプリタにたとえています。これはさすがに言い訳
できないと思います。
プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識
矢沢久雄著 1版7刷 (1刷ともに2001年)
| Q.:コンパイラとインタプリタの違いは何ですか?
| A.:コンパイラは、実行前にソースコードをネイティブ・コードに一括して
| 翻訳します。インタプリタは、実行時にソースコードの内容を1行ずつ
| ネイティブ・コードに逐次変換します。
「これが驚異のべすとせらあ?」とセンス・オブ・プログラミングに書いた本は
実はこれです。
改訂版が出ているので立ち読みしましたが、該当の記述はなくなっているようです。
どちらも増刷を繰り返している、かなり売れている本なんですよねえ。
>「Java謎+落とし穴」、第二版を期待しつつ。
残念ながらその予定はないのですが、この本は、amazonのレビューとかでも
書かれているとおり、今となっては古い本になってしまっていると自分でも思います。
でもなー、あの時点で、Genericsや列挙の不在はもちろん、引数と戻り値の
共変、反変まで書いたってのは、手前味噌ながらなかなかのものだと思うんですよ。
Web上で書評を見ても、2章のポインタ議論あたりまでしか言及されてないのが
多くてですね(愚痴)