雑記帳 0016(2001/12/1〜)


弁当が…(2001/12/1)

最近ちと大変な状態が続いていたので、久々の更新になってしまった。

11月は結局一度も書かず。 別にこの「雑記帳」を書くのが義務だとは思ってませんが、 仮にも存在する以上はもちょっと更新したいですね。

んで、最近の話。

先日、出張で新幹線に乗って東京に行ったんだけど、 時刻が昼ちょい前だったので、昼食は列車の中で食べようと、 駅でチキンカツ弁当を購入した。

で、買ったのが名古屋だったためかチキンカツは味噌カツで、 私は味噌カツはそんなに好きじゃない(嫌いというわけでもないが)んだけど それはひとまず置いといて、 小袋に入った味噌をにゅるにゅるとかけ、さあ食べようと思った瞬間、

弁当がテーブルから落っこちて、見事にさかさまになってズボンの上に落下した

のであった。

一瞬、なにも考えたくなくなったよ、ホントに。

仕事中だからスーツ着てたんだけど、当然ズボンは味噌でべとべと、 拭きはしたけどそう簡単に取れる量でもない。 弁当はもう見るのも嫌だったので袋に詰めてまるごとごみ箱に捨てた。 お百姓さんごめんなさい。

結局、これで客先に打ち合わせには行けないと判断し、 有楽町の無印良品で新しいズボンを1本購入した。 ズボンである以上、当然裾上げをしなきゃならんわけで、 幸い有楽町の無印はその場で裾上げしてくれるので大急ぎでやってもらって、 なんとか10分程度の遅刻でおさまった。

せめてカツに味噌をかける前ならたいした被害じゃなかったのにとか、 弁当が味噌カツでなかったら、とか、いろいろ思うところはあるけど、 そんなことを愚痴るのはあまりに無意味なので、 再発防止のためなぜ弁当が落下したかをつらつらと考えてみると。

その時はあまり意識していなかったが、やはりテーブルの手前よりに 弁当を置いてしまったんだろうと思う。 そして、なぜそんな置き方をしてしまったかと言えば、 弁当のフタがノートPCのように蝶番状に開くようになっているタイプのもので、 それを狭い新幹線のテーブルの上に置こうと思ったら、 手前よりに置かないとフタが開けないためではなかったかと思うのである。

新幹線で弁当を食べたことなんて何度でもあるが、 たいていは帰り道なのでビールのつまみを兼ねて幕の内を買うことが多くて、 幕の内だとたいていはフタを外して裏に当てることが出来る構造になっていて、 おかげでこういう事故に遭わなくて済んでいたような気がする。

弁当メーカーさん、考えてくれないかなあ。 落っことすような馬鹿は私ぐらいのものだとしても、 ノートPCタイプの弁当箱は新幹線のテーブルじゃ食べにくいですよ。


ページ数(2001/12/24)

すでにトップページにも書いていますが、 3冊目の本を出していただけることになりました。 今度はJavaの本です。よろしくお願いいたします。

ところで、最初の本「C言語 ポインタ完全制覇」の依頼の時には、 「ページ数は256〜288ページぐらい」という話になっていて、 これが書き上げてみたら324ページ。 こりゃちょっと書きすぎたなあ、と思ったものなんですが。

ご存じのように「C言語 ポインタ完全制覇」は 「標準プログラマーズライブラリ」というシリーズの1冊であり、 ということは、他の著者さんのところにも、 だいたい同じような形で依頼が行っていると思われるのに (「体当たり学習」の時は、「300ページぐらい」という依頼でしたが)、 書店で見比べてみると、書きすぎたと思っていた 「ポインタ完全制覇」が目立って薄いことに気付かされる。

「標準プログラマーズライブラリ」の一覧は、以下のページで確認できます。
http://www2.gihyo.co.jp/books/series.asp?ID=37

いやあ、みなさん書くのが好きなんですね、 と言いたい所なんですが、実のところ私も人のことは言えなくて...

C言語 ポインタ完全制覇324ページ
C言語 体当たり学習徹底入門344ページ
Java 謎+落とし穴徹底解明384ページ

うーむ(^^; だんだん増えている...

文章を短くまとめる能力とか、 計画性を持って書き進める能力とかを身に付けなければいけないなあ、 と思ったり(_o_)。


不正な処理を行なったので...(2001/12/31)

昨日(12/30)の毎日新聞の「余禄」なんだけど。

「不正な処理が行なわれたので強制終了します」。 パソコンを使っていると、この種の表示が画面に出てくることがある。 いきなり「不正」だの、「強制終了」だ。びっくりしてしまう。

コンピューターは、まことにごう慢な道具だ。「正」はいつもおのれ。 「不正」は使う側。(後略)

この勘違いは、過去にも何度か聞いたことがある。

ここを読んでいる人には説明するまでもないことだろうけど、 Windowsでよく見る 「このプログラムは不正な処理を行なったので強制終了されます」 というメッセージにおいて、「不正な処理を行なった」のは、 「このプログラム」であって「ユーザ」ではない。 このメッセージは、アプリケーションプログラム(WordとかExcelとか)が 不正な処理を行なったので、そのアプリケーションプログラムが OSにより強制終了された、という意味である。

...こういうことは、プログラマの立場からすれば常識なので、 正直、私は上記の文を初めて見たとき何の疑問も抱かなかった。 しかし、考えてみれば普通のPCのユーザなんてそもそもOSの何たるかを 理解していない人が大多数であるわけで(そしてそれは悪いことではないし)、 そういう人にしてみれば、 「ユーザが不正な処理を行なったのでこのプログラムは強制終了された」 という意味だと解釈しても全く不思議はないわけだ。

つくづく、コミュニケーションって難しい... 仮にも本なんか書いている身からすると考えさせられる。

ところで、先に「私は上記の文を初めて見たとき何の疑問も抱かなかった」 と書いたが、それはあくまで最初の文だけの話である。 こことか「体当たり学習」にも書いたが、 その続きの「終了しない場合は、プログラムの製造元に連絡してください」 というメッセージは、何とも不可解である。

アプリケーションプログラムが「不正な処理」を行なうのは、 当然そのアプリケーションプログラムにバグがあるからだ。 だから、アプリケーションプログラムの製造元に連絡を入れるなら、 「終了しない場合」ではなく、このメッセージがでた時点で入れるべきだ。 そして、バグありアプリケーションプログラムをまともに終了させられないのは OSのバグだから、「終了しない場合」は、OSの製造元、 つまりMicrosoftに連絡すべきだ。

このメッセージには「プログラムの製造元」としか書いてないから、 (OSもプログラムには違いないので)「OSの製造元」に連絡しろと 言っているように読めないこともないけれど... やっぱり、普通に読めば OSがアプリケーションに責任転嫁しているように読めるよなあ。

ま、OSの製造元に連絡を入れようとしても、OSのパッケージに

本製品に関するご質問は、ハードウェア製造会社
または、販売元にお問い合わせください。

なんて書いてあるようじゃ、どっちみちダメダメだけど。とほほ。


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