雑記帳 0011(2001/2/24〜)


体温計(2001/2/24)

また、えらく長いことご無沙汰してしまいました。

最近、なんやかやと殺人的に忙しかったのは確かで、 また、さらにここ一週間ばかりは、やっぱり度を越して忙しかったせいか、 風邪をひいて寝こんでしまっていた。今もあんまり気分はよくない。うー。

ただ、どうにか熱は下がったようで...

それにしても、体温計というのは不思議なもので、 その時の体調を、無理矢理定量化して数値にして見せてくれる。

もちろん体温なんて、 体調のごく一面しか表していないのはわかってるんだけど、 やっぱり一番定量化しやすいものから定量化して安心しちゃおう、 というのは、 プログラマの仕事量をソースの行数で計ろうとするのと同じような、 人間の心理のひとつなのかもしれないなあと思ったり。

てなわけで、さっきまで割と元気だったのに、 熱を計って38.6℃とか言われるとその途端に病状悪化、 眩暈、悪寒、頭痛に襲われ足元ふらつきうんとうなってベッドにどたん、 会社に休みのメイルを出す体力を捻出するのが精一杯になったりする。

それにしちゃ、平熱と言われても、すぐに体調が回復するわけじゃないんだよなー。


日記と検索エンジン(2001/3/11)

またごぶさたしてました。月イチ更新かい。

で、拙書「C言語 ポインタ完全制覇」サポートページの 補足(いいわけ?)に書いたように、 最近、たまに「C言語ポインタ完全制覇」というキーワードを 検索エンジンにかけてみることがよくある。

自意識過剰な奴と思われるかも知れないけれど、 初めて本を出してもらった人は、誰でもやると思う... 気になるもんで。やっぱり。

で、検索してみて、書店の広告ページとかが引っ掛かるのは当然として、 売り上げランキングのページに一喜一憂したりしているわけですが、 個人の日記ページで取り上げていただくのもやっぱり嬉しいものです。

で、いきなり話が変わるけど、日記のページに有効な情報が載っていて、 検索エンジンで引っ掛かることはこの件に限らずよくあって、 その日記の本体が、

  http://www.provider.ne.jp/~hogehoge/diary.html

こんなところにあったりすると、いかんせん検索エンジンの情報は古いので、 検索して見つけた時には肝心の内容は既に

  http://www.provider.ne.jp/~hogehoge/diary200103.html

あたりに移動してたりして、探すのに苦労することになる。

Googleみたいにキャッシュのある検索エンジンならいいんだけどね。

そういうことを考えると、日記の本体は最初から

  http://www.provider.ne.jp/~hogehoge/diary200103.html

こっちに置くようにして、日記のトップページからは リンクを張るだけにした方が良さそうな気もする。

てなわけでうちの雑記帳はこういう構成になっている... んだったかな? 立ち上げたときの意図は既に忘れちまってますが。

ただまあ、よく見る日記ページをブックマークに入れているような場合、 1クリック手間が増えるわけで、どっちがいいとも言いづらいよねえ。

また、最近は日記生成プログラムによる日記のページなんてものがあって、 私は使ってないんでよく知らないんだけど、 画面の隅にカレンダーが表示されてたりして、 そのカレンダーの日付をクリックするとその日付近辺の日記が表示されたりする。 これはきっとCGIでもってその場でHTMLを生成してるんだろうけど、 検索エンジンのロボットがそのリンクを突付きまくって、 ひとつの日記に対して山のように引っかかったりすることがある。 gooのことだけど。

こういうのって、検索エンジンと日記生成システムが連携して、 何か対策が取れないもんなんでしょうか? それとも、私が知らないだけで、そういうのは既にある?

Googleみたいにドメインでまとめるのはちょっとまとめすぎのような気もするし...


目にゴミが入ったのかと思ったら(2001/3/15)

今日、というかもう昨日になってしまったけれど、 会社に着いて仕事を始めた頃、左目がコロコロしだした。

目にゴミでも入ったのかと思ったが、どうも取れない。 まばたきすると結構痛く、涙がぽろぽろ出てくるのに、それでも取れない。 目を水につけてまばたきしてもとれない。

こんなことではとても仕事にならんし、 何より放置してもっとひどくなったら大変だ、ということで、 仕事を抜け出して眼科医に行ってきた。

そしたら --- まぶたの裏に結石が出来ているとのこと。 こういうことってあるんですねえ。道理で取れないわけだ。

んで、ちょちょいと麻酔して(目薬一発)、石を針でほじくりだして、 石は取れたが角膜に傷がついているので化膿しないようにと 抗生剤入りの目薬を処方されて、 角膜の様子を見るので2〜3日後にまたきてください、と言われて、 帰ってきた。

まだちょっとコロコロするけど、これは角膜の傷のせいだそうで、 朝の痛みに比べたら誤差のうちだ。 それに、原因がわかると安心できるというのもある。 角膜が傷だらけにならないうちに、とっとと病院行って良かった。

ちょいと検索エンジンで調べてみると、結構引っかかった。 「結膜結石」というのは割とありふれたものらしい。

簡単な説明はこちら:
http://www.ocular.net/jiten/jiten027.htm
ブラウザの検索機能で、「結膜結石」を検索してください。

こっちには写真もある。ちょうどこんな感じだったな:
http://www2s.biglobe.ne.jp/~i_ophth/home/ganbyo2.htm

# 2001/3/18追記:
# 実は上記の上の方のリンクは、
#  http://www.ocular.net/jiten/jiten027.htm#結膜結石
# というURLで直接結膜結石の項目に飛べるようになっています。
# しかし、ある方から Mac OS 9.0.4 + IE5 という環境では
# 下の方のリンクが正常動作しないという情報をいただきまして、
# これは上の日本語を含むURLが悪さをしてるのかなあ、と考えて、
# とりあえず外しました。

今回、迅速に原因を見つけて取り除いてもらえたわけで、 その点では、ホント、名医に感謝しているわけだが、 診察の前に、眼圧測定(だと思う)を行ない、空気を目に吹きつけられた。

測定用の機械に顔を当てると、「ぱすん!」と空気が出る。 これで眼圧を測る、というものらしい。

んで、まず右目から... 「ぱすん!」 この時どうしてもびっくりしてまばたきをしてしまうんだが、 だいたい人間ってのは意識すればウインクも出来るけど、 こういうまばたきの時ってのは両目いっぺんにつぶるわけで、 そいで今は左目に異物感があって まばたきすると痛くて痛くてしょうがないんだってばさ

そんな状態で右目を3回計測されたら(まばたきしたせいで測れなかったのか、 3回測って平均を出すのかは知らない)左目からは涙ボロボロ、 結局左目の計測はしなかった。

左目に異物感があると言っているのに、両目の眼圧(だと思う)の検査って 必要なんでしょうか? > 詳しい方

また、思ったんだけど、今回結石を見つけるのに使った機械は、 カメラで取った画像をリアルタイムで取りこみながらコンピュータの 画面に映し出すようになっていて、 んで、適当にキャプチャして、 私も後で結石の画像やら傷だらけの角膜(傷がよく見えるように染色したらしい) の画像やらを見せてもらうことが出来た。

こういうのは、ただのカメラではそう手軽にはできないわけで、 こういうところでコンピュータが人の暮らしに役立ってるんだなあ、 と思うと職業柄嬉しいものがある。

そういえば、病院の受付にもPC(ワークステーション?)が置いてあったけど、 液晶ディスプレイ上でX Windowのスクリーンセーバが動いてた。 あれ、OSは何なんだろう? デスクトップ環境は何なんだろう? そもそも何に使ってるんだろう? と興味はそそられたんだが、 あいにく私が見ているうちには受付のおねーさんは一度もマシンに触らなかったので、 スクリーンセーバの画面しか見ることが出来なかったのだった。

それから補足だけど、 何分突然のことだったので保険証を持っていなかった。 で、会社の総務(うちでは管理部と言ってるが...)で保険証の番号を教えてもらい、 社員証と名刺を持っていったら、病院側から会社に確認の電話を入れた上で、 保険が適用された。よかったよかった。


目がコロコロするってのは...(2001/3/16)

昨日の文章を書きながらひとりで自分に突っ込んでたんだけど、 「左目がコロコロしだした」って、「目がコロコロする」 とはそもそもいったいどういうことだ?

辞書を編纂する際、他の辞書から引き写したりするのではなく 本当にオリジナルの辞書を作る場合には、 「その単語を使った用例」を集めるところから始めるそうだ。

では、「コロコロ」といえば、まず思いつくのは

ぐらいだろうか。どんぐりはともかくおむすびの方は「ころりん」なんじゃない? なんてことを気にしてはいけない。ちゃんと「おむすびころころ」で Googleでは90件ぐらいヒットしたし、それぞれ別の著者で 「おむすびころころ」という絵本が2冊出ている。 嘘だと思ったらamazon.co.jpで調べるべし。

さて、これらの用例においては、

「どんぐり」は、木かなにかからポロッと落ちて、 「コロコロ」と転がって、池にぽちゃんとおちたようである。

「おむすび」は、おじいさんの手からポロッと落ちて、 「コロコロ」と転がって、ネズミの穴(だったっけか?) にコロリンとおちたようである。

さて、このふたつの例を鑑みると、「目がコロコロする」というのは...

ちょっと、いやかなり大変な事態である。 とてもひょいと会社を抜け出して眼科医に行って済む話ではない。 なにしろあのブラックジャックでさえ、視神経の接続は、 5分しかもたなかったくらいだ(だったよな)。

まあこれは冗談だけど、似たような表現は他にもいろいろある。

「首筋がチクチクする」

これぐらいはまあいい。 刺などにチクっと刺された経験は誰にだってあると思うし、 それと似たような感覚が繰り返されるということだろう。

「下腹が刺すように痛い」

日本も最近だいぶ治安が悪くなってきたけど、 下腹を刺されたことがある人ってのは、まだそんなにはいないと思う。 少なくとも私は幸いにして経験していない。 ただ、まあこの言葉も、それなりに想像できないことはない。

「胃がキリキリと痛い」

「キリキリ」って何なんだ? 「錐」のことか? 錐でぐりぐりやるってことか? それはつまり「刺すように」とどう違うんだ? ただまっすぐ刺すんじゃなくて、「ぐりぐり」やることが重要なのか? --- と、ここらへんからだんだんわからなくなってくる。

「胃がシクシクと痛い」

こうなってくるともうさっぱりわからない。 「シクシクと泣く」ならまあわかるんだが。

一応辞書をひけばこの辺の単語も載ってはいる。 手元の「岩波国語辞典 第3版」によれば、

(2)あまり強くはないが、繰り返し刺すように痛むさま。 「腹が --- (と)痛む」

なのだそうだ。しかし、「しくしく」を辞書で引く人は、 おそらく世間にはそんなにいないように思う。 私もさっきはじめて引いた(ような気がする)。

こうなると、

医者:「どうされました?」
患者:「どうもですね、胃のあたりが痛いんですよ」
医者:「どんな痛み方ですか? キリキリ痛みますか? それともシクシク痛みますか?」
患者:「あー、シクシク痛みますねえ」

なんて会話も、 お互いどこまで意思の疎通ができてるんだか さっぱりわからないという気になってくる。 これじゃうっかり医者にもかかれない。

痛みの単位はhanageで決まりとして、 痛み方の表現方法もJISあたりでちゃんと制定してくれないもんだろうか、 と切実に思ったりする。


ザク(2001/4/28)

うわ、いつの間にか4月も終わりである。

で、有名な話なので知っている人も多いと思うんだけど、 ちょっと前、Yahoo! オークションにザクが出品されたそうだ。

http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0104/13/zaku.html

上記ページからも辿れるけど、Q&Aのログはこっち。

http://203.141.15.20/radio/tmp/010126b/auction_b3024415.html

で、Q&Aを見ていて思い出したんだけど、 そういやザクの開発元はZIONIC社とかいったっけか。 てなわけで、さっそくzionic.com というドメインがあるかどうか探してみたりして。

http://www.zionic.com

残念ながら、ザクのメンテナンスはお願いできそうにない。

じゃあアナハイムならどうだ、というわけで探したら、そのものずばりがありました。

http://www.anaheim.co.jp

後者はどこまで狙ってやってるんでしょうねえ。 一応、 「ご希望にお答えしたリンク集」なんてのもあるようなんですが。


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