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[480] Re:「オブジェクト指向再入門」について
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投稿者:CES
2007/02/20 02:13:25

レスありがとうございます。CES です。 >SDKでウィンドウプロシージャを書く人は、「メッセージ」のディスパッチを >特に苦労なく学べるんじゃないかと思っています。まあイベントドリブンへの >発想の転換は必要でしょうが、メッセージの受け渡しそのものは別に難しくない。 >Cの知識そのままでいけます。 >でも、「オブジェクト指向ではオブジェクト同士がメッセージを~」という >説明では混乱する人が出てくる。これは、「メッセージパッシングは >関数呼び出しとは異なるものだ」という説明があるせいだろうと思うわけです。 これについては、 「Smalltalk に端を発する、『オブジェクト同士のコミュニケーションはメッセージパッシングだ』とする派と、C++ 流儀の『メッセージパッシングとは要するに関数呼び出しのことだ』とする派、2通りの『オブジェクト指向』が存在し、それがごっちゃになって受け取られているためだ」 という記述を見つけました。 http://sumim.no-ip.com:8080/wiki/414 私は C++ 流しか知らないので、やはりオブジェクト指向の源流を理解するためには、Smalltalk(というか Simula?)を学ぶべきなのかな、と思います。 >>「オブジェクト指向で再利用性は高まるか?」 >> >>高まると思いますが、マルチプルインスタンスについて論じているらしい >>「こちら」のリンクが切れているので、先がすごく気になります… > >や、すみません。リンク先のURLにNOREFと書いてあるので、いずれ続きを書くつもり >だったんだろうと思います。 >で、当初書くつもりだったことは既に書いたつもりですので、 >おそらくこのリンク先は、 >http://kmaebashi.com/programmer/object/shigoto.html >ここのStringTokenizerあたりの説明のことを指しているのだと思います。 ># 既に忘却の彼方です。すみません。 了解いたしました。後ほど読ませていただきます。 >>まぁ、この Eiffel 本は「だから C++ はダメな言語だ。さぁ、皆で >>Eiffel を使おう!」とか言い出しそうな勢いですが。 > >すみません、ちなみにその本は何という本でしょうか。 >よろしければ教えてください。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894711885/ コイツです。 >私が書いたのは、「継承は、(ソースであれなんであれ)再利用の手段ではない」 >ということです。継承は抽象化の手段だと思っています。 「継承はコードを書かないための技術である」というのも、あながちハズレではない気がしています。 結局、オブジェクト指向とは何のために存在するのかというと、突き詰めれば「バグを減らすため」だと思います。 バグを減らすにはどうすればいいかというと、極力コードを書き起こす量、書き換える量を減らすことです。 継承や多態性は抽象化のための手段であり、抽象化は再利用のための手段であり、再利用はコードを書く量を減らすための手段であると思います。

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