K.Maebashi's BBS 管理者削除

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[1256] Re:状況(日記?)
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投稿者:(ぱ)こと管理人
2009/05/10 19:05:32

> 見間違いかもしれないけど、0.2.0はメモリーストレージを使ってないような・・・ 見間違いかと思います (^^; create.cで解析木のノードを確保する際も、fix_tree.cで主にTypeSpecifierを 確保する際も、最終的にはdkc_malloc()を呼んでいますし、dkc_malloc()は コンパイラが保持してるMEM_Storageを使用してメモリ確保しています。 http://kmaebashi.com/programmer/devlang/diksam_src_0_2/S/11.html#22 > 実は、構文解析で構文ツリーが出来た時点では、TOPのCT_Compilerのオブジェクトを >deleteすればディストラクタ繋がりできれいに総てのメモリーを解放できたのですが >Fixtreeを作ってみると、多重リンクはするはリンクが切れてフリーが山ほど出てくる >はで。 fix_tree.cでは主にTypeSpecifierを解析木に付加しますが、おっしゃるとおり、 たとえばある式がintのTypeSpecifierを持っていて、それにマイナス演算子を適用した ような場合には、マイナス演算子の式のTypeSpecifierは、その子ノードのものを 直接使用していたはずです(多重リンク)。また、[]演算子を適用するとTypeDeriveが 1段階外されますが、この時、[]演算子のノードのTypeSpecifierは、TypeDeriveの 連結リストの途中のノードを指します(その下のノードでは根元を参照していますが)。 このへんのことは以下にちょっとだけ書いてありました。 http://kmaebashi.com/programmer/devlang/diksam_0_1_comp.html | コンパイル時のTypeSpecifierは、なにしろ解析木のすべての式のノードに | 割り当てられます。たとえば「a + 1」という式がありaがint型の時、 | intを表現するためのTypeSpecifierが(「a」と「1」と「a + 1」のために) | (現状の実装では)3つ確保されています。でもよく考えれば「a + 1」のノードの | TypeSpecifier は左辺か右辺かどっちかのを直接参照してもよいはずで、 | 実際マイナス演算子ではそうしています。 | このように、TypeSpecifier構造体は、誰が所有者なのかわけがわからんような | こんがらがった参照で保持されているので、解析木の他の部分同様、 | コンパイル終了時に(MEM_Storageの機能を使用して)一括で破棄しています。 >class CT_Compiler : public CBase >{ >public: > CT_Block * current_block; // 一番外側のブロック 微妙に気になるのですが、current_blockは、少なくとも元のソースでは、 「一番外側のブロック」ではなく、その名のとおり「現在のブロック」です。 create.cにおいてBlockを生成する際に、親のブロックへの参照をセットするために 使用しています。 >class CT_Expression : public CBase >{ ... > union { > ST_MemberExpression member_expression; //    使用していない? これは、オブジェクトのメンバを参照するためのノードですが、 クラスを導入していないver.0.2では確かに使っていませんね。 ていうかソースには一応入っていたことに私の方が驚きました。

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