Date: Fri, 23 Apr 2004 00:40:23 JST From: Kazuya Maebashi Subject: [JavaHouse-Brewers:52765] Re: 全文引用( Re: 現在稼働中のアプリケーション) To: java-house-brewers@java-house.jp (JavaHouse Brewers ML) 前橋です。 発端になった人は、このMLでは全文引用は避けるべきだという議論がかつて なされていたことを知りながら敢えて全文引用を続けるような人ですから、 岩室さんのおっしゃるとおり放置するとして。 会社の仕事のメールだと、全文引用することが半ばビジネスマナー化 しているような気はします(実際、私もそうしています)。 なのになぜ全文引用しちゃいけないんだよう、と思っている人は 他にもいるかもしれません。 以下、僭越ながら、私がどう思っているかを書いておきます。 反論等ありましたらよろしくお願いします。 仕事のメールにおける全文引用のメリットは、以下のようなものだと 思っています。 (1)ここまでの流れが一通のメールで読める。 (2)(関連して)打ち合わせのとき、プリントアウトして持っていくのが楽。 (3)(これも関連して)議論がある程度進んでから他の人の意見も  聞かなきゃな、とかいうとき、転送するのが楽。 これらのメリットは、参加者が多く配送タイミングにもムラがある メーリングリストにおいては、あまり意味を持たないと思います。 参加者が多いため、発言はツリー状になり、一通のメールで全ての意見を 読むことはどうせできないですし、プリントアウトして打ち合わせに持っていく ことも少ないでしょうし、まとめて他人に転送することもまずないでしょう。 逆に弊害は以下のようなものがあります。 (1)一番上に自分の意見が書いてあり以下全部引用、というスタイルだと、  どの部分に対する返事なのかがわかりにくい。 (2)ちゃんと読んだかわかりにくい。ていうかちゃんと読んでないことが多い。  →それこそビジネスのメールなら一番上に「了解いたしました」とだけ  書いてあるようなメールでも、あくまで書いた本人の責任でしょうが、  技術系MLでは議論が空転するだけのようです。  なお、(1), (2)の問題は、最新の発言をいったんコピーして一番上におき、  それをちゃんと削って部分ごとに答えれば解消できます。私も仕事のメールでは  そうしていますが、そもそもMLでは全文引用のメリットがないと思うので  MLではやりません。 (3)サーバと回線の負荷が大きい。仕事のメールなら送付先はせいぜい数人  でしょうが、JavaHouseの読者は数千人です。 以上の理由で、私は、ビジネスのメールならいざしらず、ここのようなMLでは、 全文引用はすべきではないと考えます。 頭の固い古参のメンバーが古い慣習に縛られているだけだ、と思っている人が いるかもしれないので書いてみました。どんなもんでしょうか。 ------------------------------------------------------------ 前橋 和弥 PXU00211@nifty.ne.jp http://kmaebashi.com ------------------------------------------------------------