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[1091] 「体当たり学習」について
投稿者:yuya
2008/02/12 18:06:29

こんにちは。 「C言語体当たり学習徹底入門」を読み返しています。 お手数ですが、いくつか確認させてください。 【1】第1章の本文に「BMI指数」という表現がありますが、 body mass indexの「index」は「指数」なので、 単に「BMI」でいいのではないでしょうか? 【2】p105・List2-8(my_sort5.c)・4行目および p180・List4-2(my_sort6.c)・4行目が #define SCORE_ARRAY_SIZE (100) となっていますが、この「100」を囲む括弧は意図されたものでしょうか? 【3】正誤表 http://kmaebashi.com/taiatari/seigo.html のp102およびp103に言及している箇所で、ともに 「1手順ごとに『ソートずみの範囲』はひとつづつ増えていきます。」 という、全く同じ注釈が付いています。 これは本来p102のほうだけに付けることを意図していた、 という可能性はないでしょうか? 【4】p159・List3-7(my_split.c)・55~57行目の if(out_fp != NULL){ fclose(out_fp); } は、 | 最後に開いた出力ファイルを閉じる。 | ただし入力ファイルが空で、いきなりEOFに出くわして | whileループを一度も回さずに脱出したときだけは、閉じるべき出力ファイルがない。 | このときはout_fpが(10行目の定義によって)NULLに初期化されたままのはず。 | よって、out_fp != NULL のときのみ、クローズ処理を行う。 という解釈でよいのでしょうか? コメントがないと対象読者には分かりにくいような気もしますが……。 【5】p148の本文で、「使い終わったファイルはクローズしておいたほうがよい」とあります。 p158~p159・List3-7(my_split.c)やp168・List3-10(textdump.c)などでは 読み込み用に開いたファイルのクローズ処理が書かれていませんが、別に構わないでしょうか?
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[1092] Re:「体当たり学習」について
投稿者:(ぱ)こと管理人
2008/02/13 02:18:02

どうもです。いろいろご指摘ありがとうございます。 >【1】第1章の本文に「BMI指数」という表現がありますが、 >body mass indexの「index」は「指数」なので、 >単に「BMI」でいいのではないでしょうか? そうですね。「IT技術」的なことをやってしまっています。 >【2】p105・List2-8(my_sort5.c)・4行目および >p180・List4-2(my_sort6.c)・4行目が > >#define SCORE_ARRAY_SIZE (100) > >となっていますが、この「100」を囲む括弧は意図されたものでしょうか? 私は、習慣的にマクロで値を定義するときは括弧で囲んでいます。 演算子等を含むと括弧が必要だったりしますから常に入れているというだけで、 この場合は実用的な意味はあまりないですが。 >【3】正誤表 >http://kmaebashi.com/taiatari/seigo.html >のp102およびp103に言及している箇所で、ともに >「1手順ごとに『ソートずみの範囲』はひとつづつ増えていきます。」 >という、全く同じ注釈が付いています。 >これは本来p102のほうだけに付けることを意図していた、 という可能性はないでしょうか? これはp102の方のHTMLを書いてから、それをコピペしてp103の方を作って、 消し忘れたようです。 >| 最後に開いた出力ファイルを閉じる。 >| ただし入力ファイルが空で、いきなりEOFに出くわして >| whileループを一度も回さずに脱出したときだけは、閉じるべき出力ファイルがない。 >| このときはout_fpが(10行目の定義によって)NULLに初期化されたままのはず。 >| よって、out_fp != NULL のときのみ、クローズ処理を行う。 > >という解釈でよいのでしょうか? >コメントがないと対象読者には分かりにくいような気もしますが……。 37行の「さっきまでオープンしていたファイルを閉じる」というコメントから、 while () { さっきまでオープンしていたファイルを閉じて、  次のファイルを開く } 最後に開いたファイルを閉じる という構造になっているのはわかってほしいと…あとは、どういう場合に out_fpがNULLでループを抜けるかですが、ループの中(しかもif文の中)で 閉じて開いている以上、NULLでここに落ちてくる可能性には直感で気づいてほしい… という気はしますが、たしかに対象読者を考えると厳しい気がします。 >【5】p148の本文で、「使い終わったファイルはクローズしておいたほうがよい」とあります。 >p158~p159・List3-7(my_split.c)やp168・List3-10(textdump.c)などでは >読み込み用に開いたファイルのクローズ処理が書かれていませんが、別に構わないでしょうか? 動くか動かないかという点では動きますし、出力用のファイルポインタと 読み込み用のファイルポインタを比べると、読み込み用の方がfclose()しなくても 害が少ないわけですが(書きかけで異常終了すると変なファイルができる可能性が 高いですが、読み込みならまず大丈夫)行儀としては閉じた方がよいかと思います。 # ただ、このレベルなら、やっぱり実用上「どっちでもいい」と言ってしまいそうです。 # 私の場合。 今日は遅いですし私は現在風邪ひきですのでアレですが、後日何らかの形で Web上で対応させていただきます。 いろいろご指摘ありがとうございました。
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[1093] Re:「体当たり学習」について
投稿者:yuya
2008/02/16 18:21:13

丁寧にお返事いただき、ありがとうございます。 【2】 > 私は、習慣的にマクロで値を定義するときは括弧で囲んでいます。 > 演算子等を含むと括弧が必要だったりしますから常に入れているというだけで、 > この場合は実用的な意味はあまりないですが。 了解しました。ただ、括弧のない箇所もたくさんあったので(p111など)、 統一性の観点から指摘させていただきました。 【4】 > たしかに対象読者を考えると厳しい気がします。 私自身、初心者に毛が生えた程度なわけですが、 率直に言って、この部分を見たとき、頭がこんがらかっちゃったんですよね。 「何をやっているか」は分かったものの、 「これで万事うまくいく」という確信がすぐには持てませんでした。 なんでスッと頭に入らなかったのか考えてみると、 (ア) ファイルを開く→書き込む→閉じるという順番でしかモノが考えられない(私が) (イ) 「初め」の処理だけ特別扱いされている の2点が原因になっているように思います。 (ア)な初心者としては、下のような手順が素朴に思い浮かびます。 ------------------------------------------------------------------ while(){ 書きかけの出力ファイルがなければ、新しいファイルを開く 文字を書き込む 出力ファイルが一杯になったら、ファイルを閉じる } 最後の出力ファイルが中途半端なサイズで終わっていたら、それを閉じる ------------------------------------------------------------------ つまり、 FILE *out_fp = NULL; while((ch = getc(in_fp)) != EOF){ if(out_fp == NULL){ out_fp = fopen(......); ...... } putc(ch, out_fp); total_size++; if(total_size % OUT_FILE_SIZE == 0){ fclose(out_fp); out_fp = NULL; } } if(out_fp != NULL){ /* ここでは入力ファイルが空の場合だけでなく、 出力ファイルのキリのいいところで終わったときも NULLになる */ fclose(out_fp); } てな構成にすれば、(イ)も自然に解消されるのではないでしょうか。 ……と思って上のソースを見直すと、whileループの末尾と(次の回の)先頭で、 ほとんど同じ条件判断を行っていて非効率ですね(^^;) ほかにも私の気づいていない問題点があるかもしれません。 【5】 > 動くか動かないかという点では動きますし、出力用のファイルポインタと > 読み込み用のファイルポインタを比べると、読み込み用の方がfclose()しなくても > 害が少ないわけですが(書きかけで異常終了すると変なファイルができる可能性が > 高いですが、読み込みならまず大丈夫)行儀としては閉じた方がよいかと思います。 > # ただ、このレベルなら、やっぱり実用上「どっちでもいい」と言ってしまいそうです。 > # 私の場合。 こちらもよく理解できました。ありがとうございます。 風邪をひかれているのに申し訳ないのですが、もう一点、よろしいでしょうか。 【6】 3-3の detab.c についてなのですが、p141に > タブストップが8の時、タブは、「その行の出力文字の総数が8の倍数になるまで」空白を出力します。 とあり、まさにタブの動作はこれで言い尽くされていると思います。 私の場合、単純にこれをそっくりそのままコードに翻訳することを考えてしまうわけですが、 そうすると例えば do{ putchar(' '); char_count++; } while(char_count % TABSTOP != 0); で済ませてしまうと思います。 これも素人ゆえの感想かもしれませんが、「出力すべきスペースの数を算出する」という方法は、 なんだか必要以上に事を複雑にしているように映ってしまうのですが、いかがでしょうか。 どうも勝手なことばかり長々と書き散らしてすみません。
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[1095] Re:「体当たり学習」について
投稿者:(ぱ)こと管理人
2008/02/19 01:51:20

お返事が大変遅くなりまして申し訳ありません。 >【6】 >3-3の detab.c についてなのですが、p141に (中略) >do{ > putchar(' '); > char_count++; >} while(char_count % TABSTOP != 0); > >で済ませてしまうと思います。 う。これは確かにこれで動きますし、こちらの方がシンプルですね。 「体当たり学習」のサンプルソースがなぜああなっているかについてですが、単純に思いつかなかったのかもしれません。ひょっとすると「出力すべきスペースの数を算出する」→「その数のスペースを出力する」と段階を追って考えたほうがわかりやすいのでは、と思った、という可能性はありますが… いずれにせよすでに記憶の彼方です。すみません。 なお、限りなく手抜きな対応ですみませんが、ここでのやり取りを、下記補足ページに転記させていただきました。 http://kmaebashi.com/taiatari/hosoku.html いろいろとご指摘いただきありがとうございました(まだあるようでしたらぜひお願いします)。
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[1096] Re:「体当たり学習」について
投稿者:yuya
2008/02/21 18:14:31

ご確認ありがとうございました。 > (まだあるようでしたらぜひお願いします)。 というお言葉に甘えて、連投ヒンシュク覚悟で……。 【7】 蔵書管理プログラム配列版(p243~のList5-12)において、 「再入力機能」のコード(reinput系統の関数)に納得しかねる点があります。 input_string() と input_number() とは、文字列と数値の違いこそあれ、 ともに「新規入力処理」として並立した存在です。 両者の冒頭には共通の一行入力処理(+α)が fgets() を使って書かれており、 これらはのちに input_line() として切り出されることになります。 そして、この2者に再入力機能(つまり改行だけが入力された場合の処理)を付け加えたものが それぞれ reinput_string() と reinput_number() であるはずですよね。 しかし、再入力に際して input_line() 相当の処理を書くべきところには、ともに input_string(buf, 1024, stdin); と書かれています。これは不合理ではないでしょうか? 配列版での文字列入力は字数制限を伴うため、 新規入力では input_data() が input_string() に上限を渡してチェックさせています。 一方、再入力では reinput_data() がいったん reinput_string() を呼び出し、 その中で上限を1024にして input_string() を呼び出しており、不可解です。 そもそも reinput_string() 自体が上限を引数にとらないので、 reinput_data() から渡せなくなっていますね。 結果として、このプログラムは一見正常に動きますが、 再入力の場合に限り字数チェックが行なわれない、という奇妙な仕様になっています。 全くの憶測ですが、以下のような経緯は考えられないでしょうか? | 配列版を執筆している段階では、まだ再入力機能は無かった。 | 動的メモリ確保版に入り、再入力機能を持たせた。 | この機能を配列版でも使えるように、List5-12(p243~)にさかのぼって、 | reinput_string() 、reinput_number() 、および reinput_data() を付け加えた。 | このとき、配列版特有の字数制限への対応を行なわなかった。 | また、reinput_string() 、reinput_number() では input_line() を呼び出す必要があるが、 | 配列版ではこの関数をまだ切り出していなかったので、関数名だけ reinput_string() に置き換えた。 見当はずれだったら赤っ恥ですが(^^;)
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[1097] Re:「体当たり学習」について
投稿者:(ぱ)こと管理人
2008/02/25 01:41:53

>結果として、このプログラムは一見正常に動きますが、 >再入力の場合に限り字数チェックが行なわれない、という奇妙な仕様になっています。 ご指摘ありがとうございます。コーディングの方針とかスタイルとか そういう話ではなく、再入力のときBOOK_NAME_LEN等より長い文字列を 入力すると領域破壊を起こしますから、これは致命的ですね。 こういうバグが入った経緯はさすがに思い出せませんが、正誤表に追加しておきました。 えー、他にもまだあるようでしたら(と書くのも怖いのですが、間違いは間違いとして 正誤表に載せておきたいと思いますので)
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